WILD DUCKS
岳南稲門会 幹事 海野 幸男
(2021年9月執筆)
1992年4月、早稲田大学商学部入学。大隈講堂の前に立ち、憧れの早稲田大学に入学できた喜びに満ちていた。校内に入ると、すごい数のサークルが新入会員勧誘活動をしていた。このパワーに圧倒され、言われるがまま、新歓コンパのチラシを手にしていた。新歓コンパに出れば、友達が増えるとか言われ、出てみると、これまたすごいパワフルな飲み会。静岡県富士市から出てきた自分は何もわからないまま、複数の新歓コンパに出ていた。出ていて気づいたことがあった。どの新歓コンパに出ても、4年生?って同級生に聞かれ、老け顔(涙)であることにショックを受けて、とても新入生気分を味わう気持ちになれなかった(笑)
そんな中、商学部15号館の近くで、同じクラスメイトの黒木君から、麻雀やろうよ。と声かけられ、行ったのが15号館すぐ近くの雀荘ぶん(文明堂)だった。卓を囲んだのが、野球サークルWILD DUCKSの先輩方だった。それまで会った、色々なサークルの方々とは違い、肩の力がいい感じで抜けた先輩で、好感が持てた。野球やるなら、練習も来てみたらと言われ、中学生以来の野球も翌週には参加してみた。
野球ってこんなに楽しかったっけと、ほんと楽しい時間を過ごせた。
大学では、授業が終われば、雀荘ぶんに集まって麻雀。面子がいなければ、1時間も待っていれば、もう一卓たつ。麻雀もレギュラーメンバーになり、ほぼ毎日、ぶん通い。
ほんとに楽しい時間だった。
楽しい野球と麻雀、メンバーは、いつもWILD DUCKSのサークルメンバーだった。
3年生になると、幹事長(キャプテン)になるほど、ハマっていた。
早稲田大学の自由で活発な校風は、自分を大きく成長させてくれた。大学4年間は、今の自分の大きな部分をつくっていると思う。 卒業後、母校早稲田大学には行っていない。エッセイを書いていたら、そろそろ行ってみようと思う今日この頃です。